こんにちは、垣屋美智子です。メルマガ読者の方2名から、「女性の職業」についてご質問いただきました。質問内容は以下の通りです。
「価値観が早いスピードで変わるいまのご時世、娘にどのような職業につけばいいとアドバイスするべきでしょうか?」
「就職活動を控えています。女子学生です。Withコロナ、Afterコロナで経済状況も変わるなかでどんな仕事が伸びると思いますか?」
回答に重なるところがあるので、今回は同時にお話させていただきますね。
女性比率の高い職業からスタートさせたキャリア
私が絶対に勧めたいのは、「一般的に男性の職業だと思われている職業、もしくは男女比率でいうと男性のほうが多い職業」を選択枠に入れるということです。
心から望んで女性に人気な職業を選ぶのなら全く問題ないですが、そのなかに女性のロールモデルを見つけて、なんとなく「女性にあってそう」と思って選ぶのならお勧めしません。
なぜなら仕事に就くだけだけならまだしも、その後も競争が激しく、その割に賃金が高いわけでも、出世コースであるわけでもないのが、女性に人気な職業の傾向としてあるからです。
たとえば、女性に人気の仕事として、広報、人事、アシスタント、保育、美容、フィットネスなどありますが、これらの仕事はロールモデルが居る一方で、あまり賃金が高いわけでもなく、出世もしずらい職業という傾向もあります。
企業の求人でも、「人事担当」「広報担当」などと言う言葉が使われますが、どちらかというと、安くやる気のある人を雇えるミラクルワードとして使われていることも少なくありません。
私自身、新卒で大手S社に入社して、役員秘書として配属されましたので、女性比率の高い職業からキャリアをスタートさせました。たまに「わ~秘書なんですね」とキラキラした感じで見られることもありましたが、まず、このポジションでは出世できませんし、給与も限界があります。
今は違うかもしれませんが、当時は秘書室の室長は男性でしたし、役員が退任された後はどんなキャリアになるかも運任せ…費やす時間ほどのスキルは得られません。
さらには女性比率が高いので、目立つのもひと苦労です。目立とうとすれば同僚からの圧力がありますし、目立たないように過ごせば何も起こらないというのもあります。