こんにちは。韓国在住歴3年目、日本語教師でライターのHAZUKIです。
以前はほぼ月1で帰国していた筆者ですが、新型コロナウイルスの感染が広がってからは、入国規制のためもう2年ほど日本に帰ることができていません。
いまは帰ろうと思えば帰れるのですが、日本で2週間、韓国で2週間、計1カ月間も隔離されなければならず、その間仕事を休まなければないので、現実的に難しい…という状況です。
いくらお隣の国といえども、こんなに帰れない日々が続くと、さすがに日本が恋しくなってきます。
今回は、在韓日本人の筆者が「日本を恋しく思う3つの瞬間」をご紹介します(これを書いてさらに恋しくなったらどうしましょう…)。きっと韓国を始め、海外に住んでいる方には共感いただけるのではないかと思います。
1.カレンダーをみて、日本の祝日だったとき
筆者は日常的にGoogleカレンダーを使っているのですが、韓国の祝日だけではなく、日本の祝日も表示されるように設定しています。そのGoogleカレンダーに何気なく目をやったときに、その日が日本の祝日だったりすると、日本に帰りたくなります。
例えば5月のゴールデンウィーク。韓国で筆者が稼働している中(注:韓国も5月5日は「こどもの日」で祝日です)、カレンダーで休日を示す赤い色を見たりすると「日本はいいな〜」と強く思います。
そもそも日本は、韓国に比べて祝日が多いのです。2021年の祝日の数は、韓国が11日なのに対し、日本は15日。しかも韓国には振替休日がほとんどないので、体感的にはもっと少なく感じます。
ほかにも正月、クリスマス、家族の誕生日には、少しセンチメンタルになります。仕事の合間にInstagramやLINEのグループトークでみんなが楽しそうにしているのを見てしまった日にはもうアウトです。
日本の祝日に外国在住の友だちに写真やメッセージを送るときには気を付けてくださいね。
2.「シソ」と「オクラ」が食べたくなったとき
韓国では日本食がとても浸透していて、レストランに行けば日本食が食べられるし、多くのスーパーには“日本コーナー”があり、日本の食材も簡単に手に入ります。
しかしそんな韓国でも手に入りづらい食材があるのです。
それは、「シソ」と「オクラ」です!
シソに関しては見た目がそっくりなエゴマの葉に何度だまされたことか…。ソウルの大手スーパーや韓国のインターネットスーパーでは一部販売している店舗もあるようですが、筆者の生活圏ではほとんど見かけません。
この記事を読んでいる方の中には、「シソとオクラくらい、なくても全然平気じゃん!」と思われる方もいるかもしれません。でも人間、大切なものは失ってから気づくものなんですね…。
たらこパスタの上のシソ、チーズとんかつの中に入っているシソ、サラダのドレッシングのシソが、韓国では食べられないんです。オクラだって、オクラの和え物パウダーは売られているのに、なぜかオクラは見かけないんです。ねばねばサラダをもう2年以上食べることができていません。
日本への帰国が叶ったら、シソは関税で引っかかるので持ち帰れなくても、シソのチューブをたくさん持って帰ろうと思っています。
3.おいしくない「たこ焼き」を食べたとき
これは、韓国のみならず、海外に住んでいる方には共感いただけるのではないでしょうか。
「たこやき」と日本語で書かれた看板を見つけて、うきうきの気分でたこ焼きを買って、まるで日本のものとは違ったときのショックといったら…。
韓国に来て、「銀だこ」がどれだけ素晴らしかったのかを思い知りました。入ったばかりのアルバイトさんが作ったものでもおいしいですもんね。ちなみに、韓国で売られているたこ焼きの中からイカが出てきたという話は「あるある」なことです。
こうやって書いてみたら、やはり食べものに関連したのものが多いですね。次に日本に帰るときは観光客並みに日本食品を爆買いするつもりです。
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