昔のパートナーが忘れられず、また復縁したいというかたもいると思います。「また付き合いたい」という思いとは裏腹に、一度別れているということから「また別れるかもしれない」と不安になることもあったりして…。
そこで今回は「復縁を体験した人」にスポットを当て、5人の体験談を紹介します。幸せな復縁、悲しい復縁、そして後悔…。それぞれの物語をのぞいてみましょう。
「高校時代の彼と復縁して婚約中です」麻衣さん(27歳)

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最初の復縁体験者は、27歳の会社員、麻衣さんです。彼女は先日復縁した彼にプロポーズされ、婚約中なんだとか。はたしてどのように復縁をしたのでしょう?
「彼と最初に付き合ったのは、高校2年生のころでした。お互いはじめての恋人で、とにかく毎日が楽しくて!そのころはガラケーだったので、電池パックのふたの裏にプリクラとか貼ってました!喧嘩なんて一度もしたことがなくて…彼の優しくて、おもしくて、真っすぐなところが大好きでした」
当時を振り返り、麻衣さんは懐かしそうに話してくれます。
「だけど卒業してから大学が別々になっちゃって、別れちゃったんです。ああ、振ったのは私のほうです。寂しさから、逃げたかったんですよね…」
離れ離れの生活で、押し寄せる寂しさ。もっと楽しい日々が送れたらと思ったとき、寂しさを手放す決断をしてしまったんですね。それからしばらくは、連絡を取らない日々が続いていたようです。
「彼と別れてから、別の人ともお付き合いしました。もちろん楽しかったけれど…彼みたいにフィーリングがピッタリ合う人ってなかなかいませんでしたね」
そして、運命の日がやってきます。
「24歳の冬、高校の同窓会がありました。そこで5年ぶりくらいに再会したんです。彼に『かわいくなったね』と言われてドキドキしてしまいました」
久しぶりの再会で、その後2人は昔話を楽しんだんだそう。そのうちだんだんと近づいてくる、終電の時間。
「彼のほうから、また会いたいって言ってくれたんです。それから何回かデートを重ねました。そういえばプリクラも撮ったんですよ。
なんと彼、私と撮ったプリクラをずっと大事にとっていたんです…いまは新しいプリクラと一緒に、大事にしまっています。それで『これからも、ずっと一緒にいてほしい』って言われてお付き合いすることになりました」
失われた時間を取り戻すかのように再び動き出した2人の恋。次は恋人同士から夫婦となり、幸せな人生を共に作り上げていくんですね。
「復縁して結婚、子どももいます」香澄さん(33歳)

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続いての復縁体験者は、33歳の香澄さん。現在3歳の子どもがいて、来年は2人目が産まれるそうです。
「当時はかなり束縛していました。彼は結構ドライで感情を表に出さない人だったので、私はとにかく不安だったんです。でもそれって、相手を信じ切れてない証拠ですよね」
昔の自分を話す香澄さんは、どこか気まずそう…。自らの過去を打ち明けるのは、誰だって恥ずかしいですよね。
「あるとき彼氏が飲み会で遅くなったんですが、そこに女性もいて、私は『浮気だ!』って怒り狂っちゃったんです。ただの職場の飲み会なのに。それで、もう限界だって」
彼の我慢がいよいよ限界に。別れてからしばらくは「ごめんなさい」「許して」と連絡を送り続ける日々が続いたそう…。しかしそのうち、連絡をブロックされてしまったようです。
「当たり前ですよね。そういうところが嫌だから別れたのに、反省してないって思われて当然でした。ブロックされてやっと、自分の間違いに気づいたんです」
それからの香澄さんは、「いつか彼に出会ったとき、恥ずかしくない自分になろう」と内面磨きを頑張ったそうです。精神的な自立、誰かに依存しない、相手を信じること。思いつく限り、自分の弱さと向き合ってきました。そしてついに…
「彼のほうから連絡がきたんです。『元気?』って。ただそのときは私も仕事が忙しかったので、しばらく気づいてませんでした。そしたら彼のほうから催促してきて、笑っちゃいました。これまで付き合ってきてそんなことなかったのに!」
それから2人はまた連絡を取り始め、復縁。数年後にプロポーズされ、見事幸せな家庭を作り上げました。
「彼に『なんであのとき連絡してきたの?』って聞いたんです。そしたら『ずっと忘れられなくて』って。しかも一向に返信がないから『ブロックしたから嫌われたのかなとか、もう彼氏できたのかなって不安になった』ですって」
いまではどちらかというと、彼からの愛に重さを感じることがあるくらい、愛にあふれた日々を送っているという香澄さん。別れてからも本当はお互いに相思相愛だったからこそ、幸せな復縁に結び付いたのかもしれませんね。