職種は汎用性があるほうがよいのか?
汎用性のある職種という話に関しては、たしかに広報とか人事とかわかりやすいですが、「競争も激しいんじゃない?」という印象です。
それでもよいと思います。でもいま、汎用性のない職種をしているのなら、それの生かし方だけでオリジナリティのある仕事ができるのだから、逆に言うとチャンスです。
私の証券アナリストの経験も、証券業界を出れば存在しない職種です。でもアナリストのスペックを分解すると、会計知識、投資知識、企業分析能力、取材力、文章力、など色々出てくるので、何を生かすかで次のキャリアは広がりますし、競合も少ないとも言えます。
新卒時代を肯定することでオリジナリティのあるキャリアに
改めてですが、キャリア形成は積み重ねなので、新卒の仕事のうえに何を重ねるかで、どんどんオリジナルなキャリアになるのです。
結果として、どの経験も将来役に立つ経験になると思うので、いまいる環境で得られるものは全部得るくらいのマインドを持ち、それを生かして何ができるか、どんな新しい価値を提供できるか、という考えでキャリア形成するべきです。
そうすると、私のように新卒で入った業界や会社の影響を「よかった」と思えるようにもなるんだと思います(ちなみに私は新卒の会社在籍時は、ずっと入社する会社の選択を誤ったと考えていました)。
転職なりで変化をつけるのはアリだと思いますが、いまを否定しないこと、全く違うことを求めないことで、オリジナリティのあるキャリア形成を!
悶々から抜け出せるように今後の考え方の切り替え、アクションへの落とし込みを応援しています。
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