「お互いさま」を忘れない
夫でも妻でも、ひとりの時間を持つ自由は変わりません。
夫婦は対等であり、どちらかだけに負担がかかるような過ごし方はしないのが正解です。
円満な夫婦は、「お互いさま」の意識を常に持っています。先週は妻がそうだったから、今週は夫が出かけるようなスケジュールをストレスなく組める、また夫が家を空ける時間が続いたなら次は必ず妻の希望を聞くなど、我慢させない過ごし方を考えるのですね。
子どもがいれば必ずしも両方の理想が叶うわけではないですが、それでも話し合って歩み寄る部分を見つけていこうとします。
「俺は釣りが趣味で、出かけるときは早朝から家を出て夜まで帰らないから、次の週末は子どもの世話を俺がすることにしている」と話す男性は、妻にかけた負担を忘れずに自分と同じように好きに過ごしてもらうことを当然にしています。
ひとりの時間を持つのは決して悪いことではないとしても、そこにパートナーの大変さが生まれるのなら、きちんと報いようとする姿勢が愛情なのですね。
「ひとりで過ごす」ことが、夫婦や家庭の責任を放棄してもよいのではなく、「お互いに助け合ってその時間を作る」のが、健全な夫婦関係ではないでしょうか。
円満な夫婦は、パートナーの意思を尊重するのと同時に「ストレスなく家庭生活を続けていくやり方」についても、心を開いて話し合おうとする姿が必ずあります。
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