こんにちは。恋愛相談教室などで1万2000人以上のかたにアドバイスをしてきた、恋愛相談師マーチンです。
きょうは「付き合って4年目。両親に結婚の挨拶も済ませて、あとは入籍するだけというタイミングで浮気をされた」「婚約中に浮気されたが結婚したい」というAさんのご相談に答えました。
浮気された。でも結婚したいときはどうすればいい?

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付き合って4年目の彼がいます。交際当初から彼にプロポーズをされていて、この4年間に倦怠期などはありませんでした。
彼は「愛してる」といつも言ってくれていました。婚姻届けも用意してくれ、私の親にも挨拶を済ませて、あとは来年の結婚を待っていました。
ところが彼の家に行ったときに、浮気していることがわかりました。彼はその女性に「彼女いるけど浮気相手でいいの?彼女とは結婚するつもりだけど、君のことは彼女より愛してる」と言ったようで、LINEにそう書いてありました。
私は感情的になって「別れる!」と言ってしまいました。本心ではなかったのですが、彼は涙を流して別れを決め、その日のうちにその女性のもとへ行き「結婚しよう」と言ったそうです(あとで彼から聞きました)。
その女性は、彼を私から寝取ったと思ったみたいでしたが、私が「よりを戻して」と言ったら、あっさり私のもとに戻ってきました。
いま、また結婚へ向けて話を進めているのですが、以前の彼とは違う感じで、様子がおかしいです。女性への未練なのかもしれませんが…。
私は傷ついた心を引きずって、いまでも泣きながら彼を責めて喧嘩になります。彼も飽き飽きしてきてる様子なのもわかります。
マーチン先生のメルマガを読んで、責めてはいけないんだと勉強になりました。しかし、彼の心がいまどこにあるのかわかりません。
この恋は終わらせたくないので問い詰めることはしませんが、私は胸の奥で「捨てられるのではないか?」の恐怖がつきまとって、どうしようもないです。どうしたらいいのでしょうか?
自分がどうしたいのかを、きちんと決めること

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Aさんが「どうしたらいいのか」と思ってしまうのは、「軸」がないままに考えているからです。
この問題の出発点からお話をしますと、まず「来年の結婚を待っていた」とありましたが、どうして早く入籍してしまわなかったのかなぁと思いました。
婚姻届まで書いてくれて、ご両親に挨拶までしてくれたなら、早く話を進めたらよかったのに…と。そうしていたら、このような問題が起こる間もなかったでしょう。
もちろん、家の事情などもあると思います。ですので、「早く入籍したほうがよい」ことを踏まえたうえで、「それでも来年」という選択だったならよいのですが、ただ何となく来年にしていたなら、反省点だと思ったのです(婚活している人は参考にしてくださいね)。
次に、婚約状態で問題を起こした彼が悪いのは事実です。それを「許す、許さない」はAさん次第。そして、考えた末に「別れたくない=許す」と決めたと同時に、「別れる」と感情的に言ってしまったことを許してほしいと思ったはずです。
それで戻ってきてもらえたのに、感謝の気持ちが全然持てているように感じられないのがよくないと思いました。感謝の気持ちよりも、「あっさり戻ってきたあなたは何なの?」くらいに伝わってきます。姿勢は伝わるのです。
ハッキリ言って、その通りですけどね!でも、そう思うなら「彼のことはやめる」となるべきで、そうしないならそんな姿勢ではよくないという話です。そんな姿勢で彼と接しているので、
以前の彼とは違う感じで、様子がおかしいです。
そうではないのです。自分がこれまでと違う態度で彼と接するので、彼の様子も変わってしまうのです。
彼の立場で言うなら、「こんなことなら、○○(新しい女性)のほうがよかったんじゃないか」と思ってしまって普通だと思います。
そうするとAさんの立場では、「自分が悪いことしといて、何言ってんの!」となるのもわかります。こうしてグルグル回っているのが、いまのおふたりなのです。
「彼の心がいまどこにあるのかわかりません」とありましたが、Aさんの心も、どこにあるのかわかりません。ふたりの心が無重力状態で、ふわふわ漂っている感じなのです。これがいまの正しい現状把握だと思います。
これを踏まえて、どうしたらいいか。ふわふわせずに「軸を決めよう」ということです。つまり、いつも通り「自分がどうしたいのかを、きちんと決めること」だと思います。
この苦しみから抜け出したいなら、きちんと終わりにすることです。でもそうではなく、「この恋は終わらせたくない。結婚したい」のが本音だと思いますので、それなら「その方向性で考える努力」をする。これが、グルグル悩みの無限ループをしないために大切です。
少し前にも婚約している男性がほかの女性と…というご相談がありました。そのときの彼は「出来心だった」と言い、僕は「その言葉が本心だと思ってよい」とお伝えしました。今回もそのように考えたらよいのです。(すべての事例がそう考えてよいというわけではありません。判断は事例によります。)
そうすると「彼女とは結婚するつもりだけど、君のことは彼女より愛してる」と言ったことが気になると思いますが、「それくらいのリップサービスはするだろう」と思えばよいです。そう考えることが、「その方向性で考える」ということですよ。
「捨てられるのではないか?」と不安については、「君もあの子も、全部俺のものにしたい」という身勝手な男心でこうなっただけで、今回も捨てられてはいないのです。だから、その心配は不要ですし、
いまでも泣きながら彼を責めて喧嘩になります。彼も飽き飽きしてきてる様子なのもわかります。
これを繰り返すことこそが、そうなるもとなのです。
決められないお気持ちもわかります。でも、このままが一番ツライですので、「いまは」やっていくための方向性でやってみよう、と決めていただけたらと思います。これで軸を据えられます。
やってみて無理だと思ったら、そのときにまた考えたらよいのです。悔いのないように、頑張ってくださいね。
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