妻からの精神的DVに耐えきれず離婚を決意
続いて話をしてくれたのは、昨年再婚したばかりというユウジさん(仮名/35歳)。元妻と別れたのは3年前のことでした。
「DVって、男性が女性に暴力を振るうもの…と思っている人が多いと思うんです。でも、女性からのDVもそれほど珍しくないんですよ。実際に俺は、元妻のDVが原因で離婚しました」
そうしてユウジさんは、つらい記憶をゆっくりと打ち明けてくれました。
「妻はマイホームを持ち、子どもを2人育てるのが夢でした。しかし男性不妊のため妊娠が難しいことがわかり、まずそれで妻は俺を『クズ』『使い物にならない』『男性のくせに情けない』と罵るようになりました。そして不妊治療のお金を見ては『お前の稼ぎがないからこんなに苦しい暮らしをしなければいけない』『お前のせいで我が家は不幸だ』と言うようになりました」
しかしユウジさんは、自分のせいなのは間違いないから…と、妻の暴言に耐えながら不妊治療と仕事に励みます。
しかし精神的に追い詰められていったある日、ユウジさんが離婚を決断する決定的な事件が起きました。
「ある日同窓会に出かけて、酔って帰ってきた妻が、突然俺の顔面を殴って『お前と結婚してなかったら、いまごろ幸せだったのに!』と叫んだんです。その後も何度も俺を殴り『お前のせいで人生めちゃくちゃだ』と叫びました。どうやら同窓会で元彼によりを戻したいと言われたらしいんですよね…。殴られながら、ああもう、お互い一緒にいない方が幸せなんだろうなって思い、離婚を決断しました」
妻のDVにより、離婚するその日まで不眠に悩まされていたというユウジさん。いまでは新しい家庭を持ち、ぐっすり眠れる平穏な日々を送っていると言います。
妻のママ活現場に遭遇!給料をお手当に使われ…
「妻との離婚を決断したのは、妻がママ活をしていたからです。若い男の子に女性がお金をあげてお食事をするものです。正直、不倫されているよりもショックでした…お金を渡してまで、若い男の子とデートしたいんだって」
ママ活が判明したのは、離婚を決断する1カ月前。シュウジさん(仮名/33歳)は当時のことをいまでも鮮明に覚えていると言います。
「ママ活現場に遭遇してしまったんです。営業で外に出ていたとき、妻が若い男の子と腕を組んで歩いていたんですよね。親戚かなと思って声をかけたら、男の子は青ざめてすぐ逃げていき、妻はパニックになってキレだして…。まさかママ活だなんて思ってないから、俺は何が起きたのかもわからず、妻をなだめるのに精一杯でした。それから帰宅後、妻と落ち着いて話をしたら、ママ活をしていたと白状したんです」
ママ活という、聞きなれないワードに困惑したというシュウジさん。最初は「俺じゃ満足できなくなっちゃったんだろうな」と思い許そうとしますが、妻の一言を聞いて離婚を決断します。
「30越えたおっさんには、もうATMとしての働きしか期待してない…って、妻が言い出したんです。俺の稼いだお金が、知らない男の子のお小遣いになっていて、妻は俺に『男の子にお金を渡すために稼ぐ存在でしかない』と言い放ったんですよ。なんか、そんな人のために働いてるわけじゃない…ってむなしくなって離婚を決断しましたね」
いまは自分の稼ぎを自分のためにつかい、充実した日々を送っていると言います。