子どもの教育資金を使いこんでインフルエンサーをやっていた
「僕は一般的なサラリーマンで、妻はスーパーのレジ打ち。2人の子どもを育てながら、中古のマンションで平凡な暮らしを送っていました。子どもが2人になってから、僕は仕事の昇進試験を受けて給料を上げました。休日は家族との時間を作ろうと、積極的に育児と家事に参加して…こんなこというとわざとらしく聞こえそうですが、僕は夫として父親として、最大限努力していると思っていたんです」
そう話してくれたマコトさん(仮名/36歳)が離婚を決めた理由は、同僚の一言でした。
「仕事中、同僚が突然『奥さんすごいインフルエンサーなんだな』って言ってきたんです。見せられたアカウントには、たしかに妻の姿が。オシャレに着飾った妻の姿に最初は『綺麗だな』『こんな姿でデートしてくれたらうれしいのに、見たことないな』なんて思ってたんですが…徐々に、着ている服も、バッグも、靴も、何もかもハイブランドであると気づきました」
我が家にこんなハイブランドを買う余裕はないはずだ。そう思ったマコトさん、妻に聞いても『そんなに高くないよ』『友達に借りたんだよ』と言われるだけなので最初は信じていたと言います。しかし…。
「あるとき長女の進学について話し合うことがあり、これまで教育資金を溜めてきた通帳を見たら、なんと残高が0円になっていたんです。まさか…と思って次男の通帳も見たら、残額はたったの5,000円。通帳をよく見ると、一気に何十万も頻繁におろしている形跡が見つかりました。妻は子どもたちの教育資金でハイブランド商品を買い、インフルエンサーとしてSNSにアップしていたんです」
子どもたちのお金を使いこんでまで、自分をよく見せようとしていた妻に幻滅したマコトさん。離婚届を突き付けて半年が経ち、いまもなお親権を巡ってもめていると言います。
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