韓国在住5年の日本語教師ライター、HAZUKIです。在韓ならではのリアルな韓国情報をおとどけしています。
筆者が日本語を教えている生徒のなかで、最近初めて日本に行った生徒がいます。彼に「日本に行ってびっくりしたこと」をテーマに授業したのですが、そのときたくさんの日本の魅力について話してくれました。
これは、日本に慣れている私たちなら意外と気づかないものなのではと感じたので、今回は「日本人はまだ気づいていない日本の魅力」について語ります!
どんな服を着てもいい!
「会社はスーツ、就活は真っ黒なスーツ」など決められた服装をしていると彼は思っていたそうですが、実際に見た日本はそうではなかったと話してくれました。
たとえば、アニメのキャラクターのTシャツを着たり、ゴスロリファッションをしたり、男性がネイルをしているのを見て驚き、同時にうらやましいと思ったそうです。
彼はかわいいもの、ふわふわなもの、ピンクが大好きなですが、普段の生活では少し抑えているそうです。
周りの視線が気になるし、実際に陰口を言われたこともあり、着たい服を着られないようになってしまいました。
しかし日本では堂々と着たい服を着て、周りもそれに対して特に反応しない様子を見て驚いたと語ってくれました。
たしかに、日本で誰がどんな服を着ていてもTPOさえ気をつければ、私生活において何も言われませんね。
韓国も若い人たちの考えは変わりつつありますが、まだまだ大人たちの反応が怖くて着たい服を着られない人も多そうです。
そんな人にとって、日本は天国のように映るかもしれませんね。
アルバイトの方もプロフェッショナル!
次は、仕事に対しての誠実さです。特に韓国の人は、コンビニやタクシー、バスを利用したときにこれを感じるそうです。
コンビニはアルバイトの方でも親切だし、タクシーもバスもプロフェッショナルな対応をしてくれます。
韓国ではアルバイトの方はケータイを見ながら接客することもあるし、タクシーやバスの運転手さんは、自由に電話したり、音楽を聴いたり、自分のペースで運転したり…「ここは自分の空間、と考えているのかな」と思われる人も多いです。
少し前までは、日本と韓国では時給や給料の違いがあったので仕方ないかなと思っていた人も、最近の韓国の物価高や最低賃金の値上げなどを考えると変わってほしい…と思うようになったと思います。
日本の「公私を分ける、仕事のときはその場に徹する姿勢」を韓国の人はかっこいいと捉えるようです。
日本人からしたらごく普通のことでも、韓国の人からしたら魅力として映るようですね。
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