みなさんこんにちは。韓国に暮らして14年、私は現在ソウルで留学生対象にシェアハウスを運営しています。
いまや、韓国文化の人気は日本だけではなく世界中へ広がっています。そんな韓国の首都「ソウル」には、世界各国から留学生が大勢集まってきているのです。
彼らの滞在先として人気なのが、「シェアハウス」。そんな多国籍「シェアハウス」で留学生たちはどんな1日を送っているのかお話ししましょう。
起床、準備
2022年春から対面授業が再開され、韓国の大学・語学堂(語学学校)には活気が戻ってきています。
午前中から授業が始まる学校が多く、学生達は朝7時ごろから動き始めます。
シェアハウスで朝ごはんを必ず食べて出かける人もいれば、学校までの途中で朝ご飯を調達して授業前に食べる人も…。「カフェ天国」の韓国は至るところにカフェがあるので、コーヒーをテイクアウトして授業に向かう人も多いかもしれませんね。
ちなみに韓国は日本と時差がないのですが、日本より西に位置しているため、冬は日の出が遅いです。
特に冬至前後は朝8時少し前くらいまで暗いので、薄暗いなかを登校する学生さんもいます。
朝9時からは韓国語の授業
世界中から韓国語を学びにきている学生が通う語学堂(語学学校)は、基本的に9時から13時までの4時間、1週間に5日の授業が行われます。
授業はもちろん韓国語で行われますが、多国籍クラスなので休憩中はいろいろな国の言語が飛び交うこともあります。
初級クラスの場合、まだ韓国語が上手に話せないので「韓国語を学びに来たのに英語漬けになってる…」なんて人もいましたよ。
クラスメートは国籍も年齢もバラバラですが、グローバルな環境なので年齢なんて誰も気にしません。
1日中大好きな韓国語だけを勉強できる充実している時間ですが、4時間授業は結構な集中力が必要。授業中は頭も身体も疲れます。おやつを持参して、休憩時間に栄養補給をすることも必要ですね。
授業終了。ランチへ
授業が終了したら、急いで家に帰る人もいれば、クラスメートとランチをしてから帰る人もいます。
韓国は、最近物価の上昇が激しいです。以前は1食5,000ウォン程度で食べられていたランチが最近では8,000ウォン以上、ときには1万ウォンを超えるときもあります。
そんなときは学食に向かいましょう。韓国の語学堂は大学付属なので、大学の学食利用が可能です。学食はリーズナブルでボリュームもあり、コスパがいいですよ。
ほかにも、近くの食堂でキムパプ(韓国風海苔巻き/キンパ、キンパブとも呼ばれます)をテイクアウトする人も多いです。価格は1本3,500ウォンから5,000ウォン。野菜やお肉などがギッシリ詰まっているので、1本でお腹いっぱいになります。健康にもお財布にもいいですね!
シェアハウスに帰宅
帰宅後の過ごし方は人それぞれ。疲れて仮眠をとる人もいれば、授業の復習や予習、宿題に取り掛かる人、バイトに出かける人もいます。
シェアハウスの自分の部屋では、ついつい勉強以外のことをしてしまい、集中できない!でも「カフェ勉」をするにはコーヒー代がちょっと高くて負担…というときに便利なのが、「スタディーカフェ」です。
「スタディーカフェ」は普通のカフェとは違い、勉強を目的とした空間。韓国の学生街には、最近この「スタディーカフェ」が急増しています。
1時間1500ウォンくらいから利用可能で、入室時に自分の席(テーブルや机)を指定します。カフェ内にはコーヒーやお茶、お水、スナックなどの無料セルフバーがあり、Wi-Fi完備。机には充電用コンセントもあります。勉強を目的とした空間なのでもちろん会話厳禁、室内はとても静かで集中して勉強することができます。
4時間いても6000ウォン程度で、高いカフェのカフェラテ1杯分とさほどかわらないのでおすすめです(長時間滞在する場合や、1カ月使い放題などの割引料金もあります)。