国際結婚には母の反対がつきもの?
いまやそんなにめずらしくはない国際結婚ですが、いざ外国人と結婚すると聞いて、驚く家族もいるのかもしれません。
実際に国際結婚を反対されたことがあると回答した人は、35.8%にものぼりました。62.5%の人が「自分の母」から、37.5%の人が「自分の父」から反対されたようです。相手の親に反対されるよりも、日本人である自分の親に反対された人の割合が多いようですが、反対の理由はなんだったのでしょう?
反対された主な理由は、次の3つのことだったようです。
- 日本を離れることに対して、寂しさから反対された
- 育った環境が違うことから価値観が合わないのではと心配された
- 生まれてくる子どもに対しての心配
寂しさと子どもや孫に対する心配から親は反対しているのですね。国際結婚を反対された人のうち、最終的に結婚を認めてもらえた人は62.5%でした。最初は反対していても、半数以上の親が最終的にはふたりの意思と絆を尊重してくれたようです。
国際結婚をして驚いたことは?
日本人同士であっても、育った環境や経験してきたことの違いから相手との習慣の違いに驚くことがあります。国際結婚であればなおさらでしょう。国際結婚をした人たちの「結婚してみて相手との違いに驚いた経験」はなんだったのか、みてみましょう。
- パートナーの両親が自分を本当の娘のように可愛がってくれます。義理の母というよりも、養母のような感覚で、自分も気を使うことなく良くも悪くも遠慮のない距離感で過ごしています。(香港在住/29歳女性)
- 「相手の気持ちを察する」という風習がフランスにはないので、夫には一から全て説明しないといけません。「なぜもっと早く僕に言ってくれなかったんだ」と逆に言われてしまうので、どんどん夫に伝えるようにしています。(東京都/29歳女性)
- とにかく女性に優しい。家事は女性の仕事という考え方は無いようで、家事は平等に分担するところも驚きました。特に私が育った家庭では父は全く家事をしない人だったのでギャップが大きかったです。(カナダバンクーバー在住/27歳女性)
- 衛生観念の違い。手洗い、うがいはしつこく注意しないとしてくれなかった。また、屋外や土足の屋内の床に置いたバッグを、平気でベッドの上に置いたりする。洗濯物を干していて雨が降っても、雨が止んで晴れたら乾くし雨は水なんだから大丈夫という考え。(フランス在住/37歳女性)
- 私が風邪をひいたとき寝込んでいたら、彼が作ってくれたご飯がコッテコテの味の濃いトマトスープ。これが文化の違いか…と衝撃的でした。元気になった後、「次からはおかゆが欲しいです」と伝えました。彼が寝込んだ時は、私がトマトスープを作っています。(イギリスケント在住/32歳女性)
PR TIMESより引用
食生活に関することや家族との付き合い方に関することで驚くことが多くあるようですね。ただ、「宗教上の問題、文化の違いなどのような大きな相違を感じたことは一度もありません。日本人同士の結婚でもお互いに価値観の相違などがあると思いますが、それと同じ程度です。(カナダバンクーバー在住/35歳女性)」という意見もあり、必ずしも国際結婚だから特別驚くことがあるということでもないようです。