嫁姑実話1.キムチ作りで「嫁いびり」
これは私の日本語教室に通っている生徒が話してくれたエピソードです。
その生徒は50代の韓国人女性で、数年前までお姑さんと一緒に生活していました。いろいろなエピソードを聞かせてもらったなかで、私が一番衝撃を受けたのは「キムジャン(キムチ作り)事件」です。
韓国では年に2回、自分の家で食べるキムチを漬けておく時期があります。ほぼ毎食キムチを食べますからこれは結構な大変な作業で、普通は親戚がみんな集まって協力して行います。
しかし生徒は、それを「ひとりでやれ」と言われたそうです。しかも、「町の人たちにも配りたいからいつもより多めに作れ」と…。
このように大がかりな行事を嫁にだけやらせて、その手柄を自分のものにするこの行動。実はひと昔前の韓国では“あるある”だったそうです。
嫁姑実話2.毎日電話&訪問「なんで電話に出ないの?」
これは私の友人の日韓夫婦の日本人女性から聞いた話です。この夫婦は日本で出会い、結婚しましたが、夫の仕事の事情で韓国に来ました。
普段、夫婦の会話は日本語でしていたので、当時友人は簡単な韓国語しか話せませんでした。しかしそんなのお構いなしのお姑さん。異国に来たばかりで彼女に仕事がないことを知っていたので、毎日のように電話と家への訪問を繰り返しました。
嫌気がさした彼女が電話を無視すると、「なんで電話に出ないの?」とメールがくる始末…。お姑さんからすると、「嫁がひとりで寂しいんじゃないないか」と気遣っての行動だったようですが、異国に来たばかりで言葉も話せないときにこんなことをされると、ちょっと疲れてしまいますよね。
結局、夫に間に入ってもらい、話し合いをした結果、週末だけ会うということで落ち着いたそうです。その後は友人も韓国語が上手になり、いまはうまくやっているみたいです。