お酒のNGマナー3.目上の人の前で煙草を吸う
日本では上司と部下が煙草を吸いながらお酒を交わす、なんてことがよくありますよね。
しかし韓国では、お酒の席でもそうではなくても、目上の人の前で煙草を吸ってはいけません。日本のように、お義父さんと娘婿が同じ空間で煙草を吸うという光景を、韓国で見ることはありません。筆者の生徒さんのなかには、「お父さんの前で煙草を吸ったことがない」という方もいます。
最近はこの文化もだんだん薄れつつあるようですが(そもそも韓国では煙草を吸える場所がほとんどありません)、韓国で煙草を吸うときは、年上の韓国人がいないことを確かめて吸うことをオススメします。
お酒のNGマナー4.注がれたお酒をチビチビ飲む
韓国では、注がれたお酒をイッキ飲みするのが基本です。ソジュのコップは小さいので、一口で飲みきれてしまうからです。
日本企業に勤務する韓国人の生徒さんから教えてもらった笑い話をご紹介しましょう。
日本では、日本では相手のコップがあいているのは失礼になりますから、相手のコップがあいていたらすぐにお酒を注ぎますよね。一方の韓国人は、目上の人やお客さんから注がれたお酒をすぐに飲み干します。それがマナーだからです。
…もうおわかりですね。
あるとき、生徒さんのコップがあいているのを見た日本人が気を利かせてお酒を注ぎ、生徒さんは律儀にそれを飲み干す。それを見た日本人が再びコップにお酒を注ぐ…ということが、何度も繰り返されたそうです。
さすがに何回目かのターンでお互いにおかしいなと気づいたものの、ときすでに遅し。そのあと生徒さんはかなり酔っぱらってしまいました。みなさんも、韓国に行ったら気を付けてくださいね。
- ※酔いの回り方には個人差がありますので、決して無理なイッキはしないようにしましょう。「お酒が弱いので…」といえば、理解してもらえます。筆者はあまりお酒が得意ではないので、周囲にそれを伝えており、無理にすすめられたことはありません。
日本と韓国とでは、食事のマナーもお酒の席でのマナーも異なることがおわかりいただけたと思います。
韓国ドラマでぜひ、韓国ならではのシーンを探してみてください。また、新型コロナウイルスが収束し韓国を訪れた際には、ぜひ韓国のマナーを取り入れてみて、地元民気分で食事やお酒を楽しんでみてくださいね。
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