韓国テレビ局の“不適切映像”に非難ごうごう
開会式での日本のパフォーマンスそのものよりも話題になったのは、韓国の放送局・MBCが開会式の生中継で「不適切な映像を流したこと」です。
入場する各国選手団の紹介時に、チェルノブイリ原発の写真(ウクライナ選手団入場時)やビットコインの写真(エルサルバドル選手団入場時)、「大統領の暗殺により政局は霧の中」という字幕(ハイチ選手団入場時)を流し、SNSを中心に凄まじい非難の嵐が巻き起こりました。
これらの映像についてMBCの代表はすぐに謝罪を行いましたが、いまや韓国民のMBCに対する評価は地に落ちています。
この一件はとても残念ですが、筆者個人としては、東京オリンピックを通して韓国人により好感を持ちました。
韓国の人たちは他国のみならず、自国の人や自分の周囲の人たちが何か悪い行いをした際に、見て見ぬふりをするのではなく、きちんと「それはおかしい」と発言したり抗議をしたりします。
東京オリンピックで敗戦した韓国サッカー代表選手のひとりが「対戦国選手からの握手を拒否する」というマナーのない行動をしたことで世界中から非難されましたが、どこの国の人たちよりも憤っていたのが、韓国の人たちです。この行動をおこした選手本人も「反省している」と謝罪しています。
コロナ禍で開催された東京オリンピック。日本国内でも賛否両論ありましたが、開催されるかどうか直前までわからなかったからこそ、選手たちからは心打たれるコメントが数多く聞かれました。
この大会で生まれたヒーロー・ヒロインの今後の活躍を期待するとともに、東京パラリンピックでも日韓両国の選手を応援したいと思います。
- 参考:日本語漢字能力検定
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