イライラ、ピリピリ…反省と自己嫌悪の連続
―休校中、祖父母が子どもたちの世話をしていて疲れている、という話はよく聞きますが、お願いする方も気を遣うんですね。
親との関係性やその人の性格にもよるとは思いますが、私の場合、親に会うのは年に2〜3回なので、そんなにベッタリ甘えられる感じではないんですよね。
―戻ってきてからはどうでしたか?
戻ってきてからの1週間は、心身ともにかなりしんどい時期でした。ワンオペ育児のつらさもあるし、疲れで体はだるい、頭は働かない。仕事が全然進まない焦りから、ちょっとしたことで子どもにきつく当たってしまい、毎日反省と自己嫌悪の連続でした。
仕事の間、子どもをYouTubeやAmazonプライム・ビデオなどの動画づけにしていることも精神的に苦しかったです。休憩時間や終業後に相手をしてあげたいとは思うのですが、とにかく体が動かない、何にもしたくない、ひとりになりたい…。「ごめん、横になるね」って、食事はレトルトカレーやカップラーメン、コンビニのパンで済ませる日もありました。
―仕方がない気がします…。
そんな風に私がイライラピリピリしていたから、子どもも物に乱暴に当たるようになったり、かんしゃくを起こすようになってしまい、そんな状況もまた堪えてしまって…。
いまとなっては笑い話ですが、自然と涙があふれ、「うつ 症状」「コロナ しんどい」「テレワーク 育児 しんどい」とか検索してましたね(笑)。
―疲れで追い詰められちゃったんですね。会社や家族にはSOSを出さなかったのでしょうか?休暇を取ったり…。
夫には帰ってきた日に、迎えの車のなかで「もう無理です!」って伝えました(笑)。あなたが大変な状況なのはわかっているけれど、私も限界ですって。
会社にはなかなかいえませんでした。でも日報に「体調が悪い」「進まない」と書いていたので、「大丈夫かな」って気を遣わせちゃっていたみたいです。
有給を使えばいいのでしょうが、子どもの体調不良や園行事のために残しておかなきゃいけないので、自分の体調不良で使うのはもったいなく感じちゃう。それに休んだからといって仕事は減らないから、できる限り進めておきたいということもありました。
―自分のために休みづらいというのは、ワーママのつらいところですよね。でもそこからどのようにして復活できたのですか?