とても喜ばしいことであると同時に、デリケートな話題のひとつでもある「妊娠」。女性にとっては人生を大きく変えてしまう出来事であり、望まない結果を招かないためにも正しい知識を身につけることが重要です。
健康情報サービス『ルナルナ』が、10代~50代以上の女性7,640名に向け「避妊」への意識について調査を行いました。新型コロナウイルスの流行により「予期せぬ妊娠」が急増しているという深刻な問題も含め、リアルな回答をご紹介します。
もっともよく行う避妊法は「コンドーム」

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まず「避妊方法について知っているものを教えてください」という質問では、97.5%で「男性用コンドームの装着」が圧倒的な1位に。続いて、91.5%で「ピルの服薬」が2位となりました。
海外では、女性側が日常的にピルを服用したり、アフターピル(緊急避妊薬)が街中のドラッグストアで安価で購入できたりする国も。日本では男性による避妊がほとんどで、文化や意識の差が生まれています。
「避妊方法について最もよく行う方法を教えてください」という質問では、こちらでも78.2%で「男性用コンドームの使用」が1位となりました。驚きなのは、最初の質問で9割以上が認知していた「ピルの服薬」がわずか4.7%となっていることです。
絶対視されがちな男性用コンドームですが、間違いなく使用しても2%は避妊に失敗してしまうといわれているもの。その点、ピルは失敗の可能性を0.3%までに抑えられるため、非常にリスク回避率が高いといえます。
「避妊」についてなにで知った?

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「避妊についての知識・情報はどこから得ていますか」という質問では、57.0%が回答した「インターネット・SNS」が1位となりました。続いて56.0%で「学校の性教育の場」が2位となり、学校での授業もとても大事だということがわかります。
3位は38.4%で「友人」、4位は30.7%で「パートナー」となり、繊細な話題だからこそ近しい人との間で知識を得ていく傾向が読み取れます。
近年ではすっかり情報収集において当然の存在となってしまったSNSやインターネットが1位となるのは無理もないとはいえ、あふれる情報は玉石混交なのが怖いところ。
自分自身で正しい判断ができている自信があっても危険が伴うため、周りの人が見守ることや、心おきなくオープンに話せる環境も必要なのではないでしょうか。