次に紹介するのは、自分の浮気がきっかけで婚約を解消することになった友人・ミキ(仮名)のお話。
婚約中にひと回り年上の素敵な彼と出会い、恋に落ちてしまったことで婚約破棄したミキのことは、以前「彼は常に3人いた。寂しさに負けた不誠実な恋を悔いるタワマン妻の苦悩」でも紹介しています(興味のある方はぜひ読んでくださいね!)。
婚約までしておきながら、新しい恋に向かう。なかなか勇気のある決断ではないかと思いますが、その背景にはこのような理由もあったようです。
浮気が本気に。そして変わった女のカラダ…
ミキが年上の彼と出会ったのは、結婚式がちょうど半年前に迫ったころのこと。友人に誘われて出かけた観劇会に来ていた“著名人”な彼と、たまたま観劇後の食事会で隣の席に座った彼女は、連絡先を渡してしまいました。
「隣に座ったときは、まさか“何か”が起こるなんて想像もしていなかったけれど、ミーハー心もあってちょっとラッキーって思ったよ(笑)。その後、好きな本や映画の話で盛り上がって、『いい作品を見つけたら教え合おう』って連絡先を交換して。私に婚約者がいることは彼も最初から知っていたんだけどね」とミキ。
それからメールのやり取りをするようになり、食事に行くようになり、ついにカラダの関係に。そのころには、ミキの年上の彼に対する「好き」という気持ちは止められなくなっていたといいます。
「メールのやり取りをしていたころは浮気だったけど、2回目の食事に行くころには本気になってたと思う。最初はもちろん、婚約者の彼と別れるつもりはなかったし、年上の彼のことは“素敵な知人”だと思おうとしてた。でも…」
ミキは、「だんだん自分のカラダが婚約者の彼を受け入れなくなっていった」のだと教えてくれました。
「求められてもカラダが拒否するようになっていったの。準備が整わないし、“早く終われ”って思ってしまう…。それで、ああ…もうダメだなって」。
どんなにココロを騙そうと思っても「カラダは正直」ということを実感したのだそう。年上の彼に惹かれてしまったこと以外に、婚約者の彼との別れを選んだ理由を聞いてみました。
「私の話を面白そうに聞いてくれるだとか、私を喜ばせるために何かをしてくれるだとか、優しい言葉、嬉しい言葉をかけてくれるだとか、付き合いが長くなって、いつの間にかそういったものがなくなってしまっていたことは、年上の彼に出会ったことでわかったことかな。“やってもらって当然”みたいな姿勢への疑問は感じていた」
こうした馴れ合いによる不満が、新しい彼の出現によって表面化してしまったということでしょう。付き合いの長さに甘んじて相手を喜ばせることを忘れてしまうと、痛いしっぺ返しを食らうこともあるのかもしれませんね。
ミキに、婚約者の彼と別れたことを後悔したことはあるか?と尋ねると、「一切ない」という答えが返ってきました。「結局、別れてしまったけれど、年上の彼との時間が素敵なものだったから」と。
最後に紹介するのは、「結婚前に彼の本性を知ることができて本当によかった」と胸をなで下ろす友人・サエ(仮名)の婚約にまつわる恐怖体験。