わたしが普段、「復縁」というトピックを取り上げないのは、正直それほど重要視していないから。こんなことを言うと、いま現在復縁を願っているかたたちは「みちよは冷たい~!」と思うかもしれません。しかし、実際「復縁」という定義自体が難しいんですね。
何をもって、「復縁」とよぶか。一度、別れた男女のヨリが戻ること?切れた関係が修復されること?わたしからすると、そもそもヨリが戻るのって、「お互いの熱が冷めてなかった」 ということで、一旦切れたものが再結合しているようには見えない場合が多くあるのですね。
戻ったのなら、それは最初から完全には切れていなかった。だからそれを復縁とよべるのか…という疑問がわくのです。きょうは、この「復縁」について詳しく考えていきます。
「復縁」って?

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これは女性と男性の熱量の感じかたの違いも大いに関係していると思います。女性は、「もう会わない!サヨナラ!」と言ったらなら、それはお別れ。完全にお別れ。
でも、男性の場合、たとえ会ってなくても「気持ち」がまだそこにあったら、完全に「お別れ」していないということだってあります。
だからよくあるパターンで、別れた…と思って、次の恋愛に行こうと頑張っていたら、半年後くらいに元彼から「元気?どうしてる?」という優しい言葉がきて、再会…。そして再度付き合うようになった、というようなパターン。
これを世の中的には「復縁」とよぶじゃないですか?でも、男性のなかでは「もう会わない!サヨナラ!」と言われたことはわかっているし、物理的にも会ってはいないけども、心が別れてなかった。だからこういうやり取りがあれば、女性がまだフリーだったり、彼にまだ気持ちがあるならすぐもとに戻るのですね。
わたしからすると、これは「完全に関係が切れてなかった」という部類に入るので、復縁ではないと思うのです。
実際、女性が思っているほど簡単に別れるのは難しい。ただ一緒にいてネガティブな感情が増えると、男性はそれを嫌うので「一人になりたい」みたいなことを言う。これを女性は「嫌われたんだ」と取ってしまうのだけど、実際、男性も別れを望んでいるわけではない…というような感じなのです。
ここの見極めが、女性には難しい。そして、たとえ別れに合意してサヨナラとなったとしても、男性は女性との関係を完全に断ち切ろうとはしません。いつでも連絡待ってたりするし、帰ってくるならウエルカム。別れてからも、ずっとLINEでやり取りしている…なんてケースもザラです。
これは、男性の本能の部分(種の保存的なやつ)で、自分の周りに(たとえ別れても)女性を置いておくことで、いつでも再開できる体制を整えていると言えるのではないかなと思います。
おすすめできない「復縁」
男女の関係がうまくいかなくなることの大きなひとつに、男性側の自信喪失というのもあります。女性が嫌いではない、むしろ好き。でも付き合うと失敗する、うまくいかないだろう…という恐れから、一度付き合うことになっても、すぐに交際の雲行きが怪しくなるケースもよくあります。
その場合は、いくら女性が男性を褒めたり、自信をつけさせようと奮闘しても、これは「彼の心のなかの問題」だから、変えることはできません。もっというと、 最初からお付き合いする準備ができてなかった人だから、復縁しようとしても意味がないのですね。
こういう場合、女性がいくら待っていても、追いかけても徒労に終わることも多いので、わたしはこのようなケースの復縁のご相談には賛成はしません。なぜなら、結局女性側の時間とエネルギーがもったいない形で使われることになるからです。
いくら好きでも、準備ができてない人をその気にさせるのは、至難の業。本来、女性は手に入るかどうかわからない獲物を延々と追いかけるほうではなく、誰かに受け止めてもらったほうが心が落ち着く生き物です。それにかける時間とエネルギーを、別のほうに使うほうがいいと思っています。