大切なパートナーとの付き合いが長くなって、出会った当初よりドキドキは減った。でも心の繋がりは感じるし、ふたりでいると穏やかな時間が楽しめる。そんな幸せな関係のはずなのに、ひとつ気になることが…。
それが、体の触れ合いが減ったことによるベッドでの“レス”問題。女性誌「MORE」が全国20〜30歳のパートナーがいたことがある女性300人を対象に実施したアンケートによると、付き合って2〜3年目に突入した途端にレスに陥る傾向があるという結果が出たそうです。
きっと、彼氏との“レス”で悩みを抱えている人も少なくないはず。実際に筆者に相談してくれた女性たちは、「レスなんて他人事だろうと思ってたけれど、いざ自分の立場になるとすごくつらい」と話してくれました。
女性にとっても、レスってかなり大きな問題ですよね。彼氏や夫に素直な思いを伝えられないまま心の寂しさだけが深まっていき、それはいつしか大きな溝になってしまいます。
彼氏や夫とレスになる原因は人それぞれ。彼氏や夫の思いを知ることで、その原因が明らかになります。では男性はどのような気持ちでいるのでしょうか。筆者の周囲の男性に、思い切ってその本音を伺ってみました。
「家族のように思えてそういう気分になれない」

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最初に話を聞いたのは、10年付き合う彼女がいる男性、Mくん。彼女とは大学生のころからの付き合いで、もう同棲もしています。そろそろプロポーズも考えているそうです。
「結婚したら子どももほしいし、そしたら夜の営みも必要なのはわかるんだけど…。いまは彼女っていうより家族の一員として見ちゃってるから、興奮できないんだよね。1年前にしたときは、してる最中に笑えてきちゃって、結局途中で終わっちゃった」
とのこと。さらにハグやキスはするものの、それはもう「生活の一部」として習慣づいているので、そこから夜の営みに発展することもないようです。
「彼女だって、俺の前でフツーに裸になるしオナラもするよ。だからいまさら興奮できない。あ、でもこの間記念日でディナーに行ったときすごいオシャレしてきたんだ、それはドキッとしたな」
家族のような付き合いができるのはそれだけ親密な証拠。しかしレスを避けるのなら、「彼氏の前ではわざと裸にならない」など、振る舞いに少し気をつけてみるといいかも。さらに普段とは違った一面を見せ、ときめきを取り戻してみましょう。
「仕事が忙しくてそれどころじゃない!」

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続いて話してくれたのは、20代後半で営業職のRくん。
「彼女には申し訳ないなと思うよ、でも仕事が忙しいからそれどころじゃないんだよね。それよりもぐっすり寝たい、休みたい、って気持ちのほうが強くて…。別に彼女に魅力がなくなったわけじゃない」
実際に筆者の女友達にヒアリングしてみたところ、レスになったきっかけが「仕事が忙しい時期だった」という人が半数以上を占めていました。この場合は、仕事が落ち着くのを待つのがベスト。一時的なレスでしょう。ただし、男性側からはこんな意見も…。
「一度タイミングを失っちゃうと、なかなか誘いづらいのも本音。彼女も遠慮しているのかなって気はする…ちょっとくっついてきてくれたりしたら、キュンってする。できればそうやってさりげなく誘ってほしいな」
やはり男性側も、一度レスになると解消しづらいと感じているようです。仕事で忙しい時期が続いた後は、思いきって女性側からアクションを起こしてみましょう。
「断られ続けて疲れたし、だったらほかの女性としたい」

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ここで筆者と、一緒に聞いていた女性に「え?」と言わせたのが、30代会社員のSくん。まさかの「ほかの女性としたい」発言に、思わず胸がザワザワ…。
「別に愛情がなくなったわけじゃないんだ、大切にしたいなと思うし。でも何度も断られ続けて疲れちゃったっていうか。それならほかの女性とするよ、って思う…」
さらに話を聞くと、驚愕の意見が飛び出しました。
「それで一度浮気しちゃった。彼女には言わないでよ、一晩だけだったし。もちろん罪悪感はあったけど、むしろベッ友(ベッドを共にする友達)を作ることで彼女に負担をかけないならそのほうがいいのかなって思ってた。まあ申し訳なさ過ぎて続かなかったけどね」
これには筆者も一緒に聞いていた女性も、「それは違うんじゃない?」と反論。ただ、女性が「誘っても断られるのが怖い」と感じるのと同じようなことを、男性も感じているんだと改めて気づきました。
しかし、夜の営みはお互いの同意のうえで成り立つもの。男性の気持ちばかり気にして我慢し続けるのも問題です。そして男性側も「彼女を嫌々付き合わせたいとは思わない」とのこと。
もし最近彼からのお誘いを断り続けてたなと感じたら、女性のほうから勇気を出して誘ってみましょう。