年末年始、義理の実家(義実家)に帰省するという人も多いのではないでしょうか。憂鬱、楽しみ、めんどくさい…人それぞれいろんな気持ちを抱いているはずです。
今回は、年末年始に義実家に帰省した際におきた事件エピソードを3つご紹介します。
激怒した嫁&義母vs義兄でお正月から大修羅場

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「お正月は毎年義実家に帰省しています。お義母さんもお義父さんもとても優しく、同居している義兄夫婦も親切な方なので、毎年喜んで帰省していました。
よく聞く嫁いびりもなく、子ども同士も仲がいいので、お正月以外でもよく泊まりに行きます。事件が起きたのは、ちょうど4年前のお正月ですね」
12/31、Aさん(35)は地元から車で2時間ほどの実家に夫、7歳の娘、5歳の息子と共に帰省したと言います。
毎年大みそかに、義父特製の手打ちそばを食べるのが楽しみだというAさん。子どもたちも「早くみんなで遊びたい」とはしゃぎっぱなしです。
そして暖かく出迎えてくれた義母・義父・兄嫁と甥っ子たち。しかし、そこにいつもいるはずの義兄の姿がありませんでした。
「お義兄さんはどうしたのか聞くと、急な仕事が入ってしまったんだそうです。義兄は保険会社で働いているため、休日にお客さんの家に足を運ぶことが多い人でした。だからそのときも『大みそかまで仕事するなんて大変だな』程度にしか思っていませんでした」
しかし、その日23時になっても義兄は帰ってきません。
「最初は『その辺で飲んでるんじゃない?』って話してたんですが、あまりにも連絡がないし帰っても来ないので、義兄のお嫁さんが心配して車で探しに行きました」
そして15分後、兄嫁は無事に義兄を見つけて帰ってきたというのですが…
「玄関まで出迎えに行くと、そこにいたのは縮こまっている義兄と怒り心頭の兄嫁、そして知らない女の人でした。話を聞くと、その女性はなんと兄嫁の同級生。ちょうど兄嫁が探しに家を出たら、なんと自宅の前に女の車を止め、車内で堂々とイチャイチャしていたんだそうです」
まさかの堂々とした不倫現場に一同絶句。そして義兄はその場に土下座します。
「お義兄さんが半泣きしながら謝りだして…。きょうは大みそか。子どもたちもいましたから、私は慌てて子どもたちを連れてリビングに戻りました。
みんな異様な雰囲気に少しおびえている様子で、なんとか気を紛らわせようとゲームを引っ張り出してきたのを覚えています。玄関ではお義母さんと兄嫁の怒鳴り声が響いていて、そのうち義兄の逆ギレした声まで…」
30分ほどの言い争いが続き、ようやく玄関が静まり返りました。気づいたら、年を越していたと言います。
結局そのあと義兄はこっぴどく叱られ、兄嫁は不倫していた友人女性に慰謝料を請求。絶縁したといいます。
「兄嫁は離婚も視野に入れていましたし、お義母さんとお義父さんも『こんな男捨てちまいな』って叫んでました。でもお義兄さんが逆ギレしたことも含めて深く反省し、なんとか再構築の道へ進んだそうです」
新型コロナの影響で最近は帰省できていないというが、今年は帰省をしようと計画しているAさん家族。果たして穏やかな年越しを迎えられるのでしょうか…?