デリケートな問題だからこそ(女性/45歳/公務員)
「うちは双子のしたに末っ子もいて毎日本当にバタバタして、気がつけば夫と最後にベッドで楽しんだのはいつの日か思い出せないような状態でした。
夫も私もそこまで欲は強くないほうで、『もう子どもを作る予定もないし』と思っていたけれど、ある日夫のほうから『もうその気はなくなった?』と聞かれてびっくりしました。
『あるけど、精神的に楽しむ余裕がないよね…』と正直に返したら夫もうなずき、なぜこの話題を振ったかって『いまもひとりでしている』と言われてまた驚きましたね。
私を誘いたいけどそんなゆとりがないのは見ていてわかるだろうし、夫なりに我慢していたのだと思います。
双子が中学生になり少し時間ができたので、思い切って声をかけたそうです。
何も考えていなかった私と違い、夫のほうから言い出してくれたのがうれしくて、それから久しぶりにベッドの時間を楽しんでいます。
慌ててやったのがムダ毛の処理で、新しい下着もほしいしまだまだ女を諦めずにいられることに感謝しています」(女性/45歳/公務員)
性の話は夫婦となってからもデリケートなことで、レスが続くとあえて話題にすることそのものに気が引けるという人も多いでしょう。
ですが、放置すればいつまでもそのままで、タイミングをみて切り出してくれる配偶者の勇気に感謝したいですよね。
欲が薄いほうだとしても、抱き合いたいと思うのは処理ではなく愛情の確認だからです。
「子どもの有無だけでそれを考えていた自分が恥ずかしくなった」とこちらの女性は話していましたが、配偶者の気持ちがわかってまたその気になれるのは、幸せなこと。
どちらかが言い出さないと進まないデリケートな問題だからこそ、向き合ってくれることに感謝してこれからの時間を大切にしたいですね。
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