20歳年上の夫と、高1マイペース息子と3人暮らしのアラフィフ主婦ライター、塩辛いか乃です。
わたしはひとりっ子のせいか、人に合わせて動くのが疲れてしまうことがあるので昔から海外旅行はひとり旅がほとんどでした。
けれど周りの友人にひとり旅をする人はあまり多くなく、「すごいねぇ」みたいな感想をもらうことも多々。
思い返せば、初めての海外は、長年手紙のやり取りが続いたペンパル(文通相手)の家に押しかけて、3週間滞在した「ひとり勝手にホームステイ」でした。
まだ携帯電話のない時代。マサチューセッツ州の田舎にある彼女の家に向かうため、日本からロサンゼルスでボストン行きの飛行機に乗り換え、ボストンの空港で初めて会うペンパルと待ち合わせ。
なかなか出会えずに冷や汗をかきましたが、無事出会えて3週間彼女の家でお世話になりました。
いま思えば、えらくハイリスクなことをしたものだなと思います。
ひとりで海外に行けたので、次はバッグパックを背負ってひとり旅。往復飛行機のチケットだけ取って、3週間気ままな旅に挑戦しました。
女性の海外ひとり旅は男性よりも危険なこともあり、わたしもちょっとしたハプニングに遭いましたが、それでも「あした何しようかな」「あさってはここに行ってみよう」と自分の気分次第で行き先を決められる自由さにすっかりはまってしまいました。
そうこうしているうちに結婚、出産をし、自由に旅行は難しい生活になって、しばらくひとり旅はお預けになってしまい…。
自分自身のライフスタイルの変化はもちろん、世界情勢の変化、コロナ禍や円安で海外に行きにくくなったこともあり、なかなか思うように海外には行けませんね。
ですが最近は息子の修学旅行などに日程を合わせて国内ひとり旅デビューをし、それもまた手軽さと快適さでハマっています。
以前は女性のひとり旅って変わり者のイメージでしたが、最近は「ソロ活」など、女性が「おひとりさま」で行動することもスタンダードになってきましたよね。
やっと時流がわたしに追い付いてきたかもしれないので(笑)、今回はわたしが思うひとり旅の魅力についてお話しします。
とにかく気楽
とにかく気楽!もうこれがすべて、としか言いようがありません。
友達や家族と一緒に、同じ体験を共有することももちろん楽しいです。
ですが時間とお金をかけて、せっかく行ってみたい場所に行くのに、友達に合わせて行きたかった場所に行けなかったとか、もっと長いこと滞在したかったのに早く切り上げなくてはいけなかった…とか思うのがストレスに感じてしまうタイプ。
それを気にしなくてよいだけで、ほかのすべてのマイナス要素がカバーできてしまいます。
ひとり旅なら100%自分の意見で、行きたい場所に、行きたい時間に行けて、そこに好きなだけ滞在できます。
スケジュールも自由。「行きたかったけどやっぱりやめた」なんてのも相談不要なので、ものすごく楽ちんです。身体は疲れるけど、心はストレスゼロ。
わたしは美術館や歴史的建造物をじっくり見たり、街をブラブラ散策など、時間に縛られない観光がとても好きなので、余計にそう思うのかもしれません。
美術館なんて、他人と見たら気が散って絵画をじっくり楽しめないですもんね。
ひとり旅でなくても、ひとり旅が好きな、似たようなタイプの友人と行って、現地でバラバラに行動するなんてこともあります。お互い見たいものが違うのだから、それはそれで快適です。
とにかく自分の自由に動けるって、わたしにとっては最高なのです。