こんにちは。メルマガ『【HSPの教科書】HSPアドバイザーが教えるHSPの生き方・働き方&質問回答集』の著者で、HSPアドバイザーのRyotaです。
「HSP(Highly Sensitive Person)」とは、生まれつき感受性が強く、人一倍繊細で、よくも悪くもまわりの影響を受けやすい気質・性質を持つ人のことを指します。
今回は「どうしても心身が疲れてしまって仕事を休んだけれど、罪悪感に押しつぶされてしまう」というお悩みにお応えします。
もし、あなたが同じような状況に陥ったとき、少しでも思い出していただければ嬉しいです。
仕事を休んで、罪悪感が湧いてしまう理由
HSPさんは自分の与える影響を深く考えます。仕事を休んだときも以下のような内容を考えるでしょう。
- 誰かの迷惑ではないか
- 自分の仕事を誰が代理でやっているか
- あした、めちゃくちゃ仕事が溜まっているのではないか
- そして、自分の立場が悪くならないか
誰かに何かをやってもらう罪悪感を持つくらいであれば、無理して出社する方がラクだと思うこともあるでしょう。
でも、休みたいくらい疲れているわけです。
「どうして誰もわかってくれないの」という気持ちも出てきますよね。こういうときの気持ちの満たし方を、お話していきます。
仕事を休むとき、あなたは普段のあなたではない
心と身体はつながっています。
身体が疲れていたり、風邪を引いていたり…熱が出ているとメンタル的にも影響します。
落ち込んだり不安が強まるのです。罪悪感も当然ながら感じやすくなるでしょう。弱気になりますよね。
いま、休みたいと思っているあなたは「ベストパフォーマンス」ではないのです。そのため、通常の3割ほどの「力」しか発揮できないのではないでしょうか。
この「力」とは、思考力・考える力も含みます。よい考えが浮かばなくなっているのです。だから休みたいと思うのです。
その状態で無理やり「それでも仕事をしなければ…」と考えるのだから、罪悪感などでモヤモヤして当然です。
事前にわかっている状態で休む場合は別です。皆さんも「家族のイベント」「引っ越し」「旅行」など、健康的な状態で休むことがあるでしょう。
この場合はしっかり段取りもしますし、周りにも伝えているはず。罪悪感も感じにくいです。休んだ翌日のことも冷静に考えられますよね。
しかし、急遽休むことになったときは、罪悪感を感じてしまうのです。
皆さんは休みの連絡を入れた瞬間に、元気になったことはありませんか?これは、面倒ごとが終わりホッとしたから。少しだけ心が楽になったからです。
心が葛藤している状態で思いつめていても、冷静な判断はできません。休むとき、あなたは普段の自分ではないのです。
このときにもできる取り組みは「与えてきたことに目を向けること」です。
普段から頑張りすぎている、さらには真面目な部分があるから罪悪感を感じますよね。真面目な部分があれば、ひと一倍努力をし、真剣に取り組んでいるはずです。
でしたら、あなたは十分に会社や仕事に「与えて」います。
最近転職して、「すぐに休んじゃった…」というケースよくありませんか?それも「ここでやるぞ!努力するぞ!」という「与えたい」気持ちがあるから疲れているのです。
ほかの人よりも覚えようと必死になり、前進しているでしょう。そういう気持ちがあるだけで特別なんだと考えましょう。
そもそも仕事を「とにかくサボろう」と考える方もいらっしゃいますからね。