愛する人とベッドで過ごす機会は、愛情を確認しあう歓喜の時間。
そのはずなのに、受け入れがたいことがあったりこちらの気持ちを無視されたり、「相性が悪いな」と感じると、交際そのものを考え直すきっかけにもなります。
愛情とは別に存在する「ベッドでの相性」ですが、合わないと感じたときはすぐ諦めるより改善を考えるのも重要です。
恋人や配偶者とのベッドでの時間に苦しむ人たちはどう対策したのか、お伝えします。
デリケートな「ベッドでの関わり」だからこそ

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愛する人と裸になって肌を重ねる時間は、誰とでも持てるものではないからこそ愛しく貴重なもの。
大切にしたい、相手にリラックスしてほしいと思うけれど、一方で自分の力ではどうにもならない「相性」はたしかにあります。
経験が浅いと「こんなものか」で済ませがちないろいろな違和感は、相応の時間が経過するとはっきりとした嫌悪に変わることもあり、それがきっかけで別れに発展することも。
ベッドでの時間は本来あけすけに誰かに話すものではなく、その人の人間性が出るデリケートな部分なのでひとりで悩む人も多く見ます。
「自分が我慢すればいい」と思っていたけれど、もう無理となる瞬間が突然訪れて相手を拒否してしまうと、それ以降ベッド以外の時間でも距離ができてしまうのがよくあるパターンです。
そうなる前に、ベッドでの不満や不安はしっかりと話し合うことが関係を悪化させないためには必須。
それはわかっていても、相手のアイデンティティにも触れるような繊細なことなら、どう伝えるかで悩みます。
愛する人と「ベッドでの相性が悪い」とき、どんな対策があるのでしょうか。
「やめて」ではなく「こうしてくれたらうれしい」(女性/32歳/営業)

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「私が苦手なことを『俺はしたいから』とやめてくれない彼氏とは、ベッドに行くのがストレスで一時は本気で別れを考えました。
でも、それ以外では楽しく過ごせるし信頼もあるし、『これで別れるのはもったいない』と思い、『気持ちはありがたいけれど、こうしてくれたらうれしいかな』とベッドに入る前に伝えたら、すんなり『わかった』と言ってくれて。
ベッドにいるときは興奮しているから私の言葉をまともに聞けていなかったのかも、と思いましたね。
『やめて』と言ったら不機嫌になるのは目に見えていたし、『もっとうれしい』方向で切り出してみたら、相手も聞きやすいと思います」(女性/32歳/営業)
自分は嫌だけれどパートナーがやりたがることは、拒絶すると愛情を否定されたように感じる人もいます。
「やめて」だと空気が悪化するとわかるときは、「こうしてくれたらうれしい」と肯定的な言葉を使うのが正解。
行為そのものを否定するのではなく、さらに良いものへと意識してもらうほうが、パートナーは受け入れやすく実践も考えつきます。
また、話を聞いてくれる余地のある時間を選ぶのも重要で、行為に入る前よりベッドから離れているときのほうが、お互い冷静さを持って話し合えることも。
ベッドで幸せに過ごしたいからこその提案なのだ、とパートナーに知ってもらうことが肝心です。