隠蔽するしか「選択肢がない」子どもたち

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今回は、いまにも崩壊しそうな家族間の絆をなんとか維持しようと努力し、毒親をさらに増長させてしまっている家族に共通する、悩ましい3つの特徴についてお話しました。
誤解のないようにしていただきたいのは、家族が隠蔽に協力してしまう理由です。家族形態を維持し社会から孤立しないためには「そうするしか選択肢がない」と思うからであって、決して喜んで進んでやっているのではないのです。
物心ついた子どもであれば、「うちの家庭はどこかおかしいのではないか?」と薄らと気づくことができるかと思います。ですが、そもそも正常な家庭というものがわからないので、比較することができません。
もしも比較できる機会を得たとしても、「もしかしたら、自分の家と同じように表面的に取り繕っているだけではないか?」という疑問が拭いきれない…。なので、「絶対に100%この家はおかしい!」とは、なかなか子ども自身が気づくことは難しいのです。
こうした家庭で育った子どもは、成長過程で情緒的にかなり悩ましい重荷を背負うことになるわけですが、それについてはまた次回に続きます。

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次回の『「毒親の呪縛」を本気で断ち切る実践トレーニング』は2021年8月4日公開予定です。
【連載】『「毒親の呪縛」を本気で断ち切る実践トレーニング』
【1】「生きづらさ」の根本にあるものは…?私の幸せを阻む「毒親」の呪縛
【2】私は「毒親」育ちだったのか?いま、生きづらさの原因を考える30の質問
【3】親の不仲も不機嫌も「自分が悪いせいだ」と思って育った、毒親育ちの人へ
【4】毒親に言われ続けた「あなたのため」。その支配から抜け出すための、はじめの一歩
【5】わけもなく不安になる。毒親育ちが無意識の苦しみを手放すためのワーク
【6】人が怖い、居場所がない、価値がないetc…毒親育ちの持つ悩ましい感覚
【7】私は何をやってもできない人だ。毒親育ちの悩ましい思考の手放しかた
【8】だから僕は、人が怖い。毒親育ちが「生きづらい」人生から抜け出すまでの道のり
【9】離婚したのは、僕のせい?「親の離婚」で傷ついた心の癒し方
【10】それって本当に子どものため?親の「責任」と「過干渉」のボーダーライン
【11】家庭内につくられたヒエラルキー。子どもを弱者に仕立て、支配する親たち
【12】対人関係がシンドイ。側から見ると順風満帆な彼の人生が“難あり”なわけ
【13】支配的な父親に従ったエリート役員の人生が、中年期に危機を迎えたわけ
【事例1】鬱の母と、子に頼る父。毒親と共依存していた彼女が、親子の縁を断ち切るまで
【事例2】気づけば、3度目の離婚。彼女が「ダメンズ」ばかりを選んでしまったワケ
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